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マワ車のお気楽日記帳

日々の出来事や思う事、絵本(ホームページ)の更新などを綴りたいと思います。
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マワ車、秘境駅旅行(第3弾)に行ってきました。
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    こんばんは。

    今回はまたまた東北地方に旅行に行ってきました。舞台は岩手県を中心に秘境駅などを見てきましたよ。今回はお供に職場の後輩くんが一緒…だったのですが、予定を勘違いしてしまい初日だけの参加となってしまいました。

     

    いきなりこける。

    旅はいきなりこけました。始発電車に乗り、程なく走ると駅ではない所で止まってしまいました。踏切の安全確認とかで10分も止まってしまい、川越駅での接続は絶望的に。車掌さんのお決まり謝り放送以外は接続などの説明は一切なし。お客さんもJRには大した期待はしていないのか、呆れたまま。

    案の定、接続はされずでとうに行ってしまいました。川越駅で後輩くんと待ち合わせ。「電車、行っちゃいました。」とあいさつもそこそこに一言。大宮駅で4分の乗換えは不可能。全力ダッシュで間に合うかもしれない。でも、若くありませんから無茶はしないで、乗換口にある窓口で事情を話し、切符を変更。

    速達のはやぶさ号は初列車という事もありビジネス客利用が多いので満席。相方のこまち号に空きがあり席を取って、事なきを得た。

    予定の列車よりも少し早く盛岡駅に到着。ここで食料を調達しました。この先、食料の入手が難しくなる駅に行くのです。秘境駅訪問初心者の後輩くんはちょっぴり不思議そう。

    初心者にいきなり、難易度の高い駅へ。

    最初はあいさつ程度に、田沢湖線の小岩井駅へ行きました。木造駅舎のレトロ駅で、開業以来丁寧に修繕しながら使っている駅です。ここでは約30分。まあ、色々と見るものがあるので、大丈夫な感じ。

    盛岡駅に戻り、そそくさと本日のメインステージである山田線の列車に乗ります。気動車に乗換えてまずは、盛岡市内の外れにある上米内駅に行きました。ここでは約3時間待ち

    まずは時間の使い方です。後輩くんは小さな駅の訪問は少ないとの事。そして、何も無い場所でどうするか。まずは駅舎の撮影など目に付くものをチェック。利用者が少ない事を物語るように女郎蜘蛛の巣がたくさん。有難い事に地元の方がお掃除をしてくれているのでしょう。巣に絡まる事はありませんでした。

    誰もいない、来る気配もないので青空の下でお昼ご飯。どっか!とホームに座り込み、お弁当を頬張ります。後輩くんは座るのに抵抗有り。都会っ子でこういった事に慣れていない様子。こういった駅でベンチでご飯は悪くないけど、それじゃあいつもと同じ。普段は出来ない事をしてみるのも待ち時間の楽しみなんだよね。もちろん、ホーム上でのご飯はご法度ですが、本数が極めて少ない線区ならではの裏ワザという事で。

    ご飯を食べ終え、時計を見ると残り2時間。駅の周辺を散策したり、もっとこまごました部分を観察しているとあっという間に時間になりました。

     

    列車がやって来ました。隣の駅である陸中川井駅で下車しますが、約1時間20分かかります。因みに上米内駅から次駅となる区界駅までは20km以上あり、JR東日本管内では最も駅間距離がある場所になります。ここだけでも20分位止まりません。

    山深い中を右へ左へと列車は進みます。区界駅までの間にはかつて2駅ほど駅があり、大志田駅と浅岸駅という駅がありました。この2駅は完全に山の中にあり、訪問は列車に合わせれば良いですが、度胸がある程度ないと厳しい駅(熊さんなど野生生物と遭遇する確率大)でした。

    陸中川井駅に到着。ふと山田線の好敵手(ライバル)を思い出し調べてみました。山田線の盛岡〜宮古まで国道106号線があり、ここに1時間に1本程度の路線バスがあります。実際、バスの方が利便性がよく、山田線は…。

    その好敵手を利用し、日本一の駅に行きました。それが平津戸駅です。何が日本一かと言いますと、日本一始発列車の時間が遅い駅でして下り宮古行の始発列車が18時58分なのです。つまり、盛岡駅から来ると始発=朝ではなく、夜になってしまいます。

    急きょの変更でしたが、バスに乗って行きました。バスは観光バスで、ほぼ満員。山の中で2人下車、その時のちょっと痛い視線が嬉しい。

     

    夕暮れ前で寒い。というより、盛岡駅に着いてから肌寒い。半袖で来てしまった自分に反省。ここでも、何やかんやと時間を潰して盛岡行終前の列車に乗って、予定通りの区界駅へ。東北地方では最も高所にある駅で、当然寒い!一見、秘境駅のようにも感じられますが、近くには人家や道の駅もあります。

    余りの寒さに身を縮ませながら、道の駅に行きました。間もなく閉店のようで、右の暖かいものを購入。立ち飲み屋「区界」臨時開店です。

    後輩くんは下戸さんで、ちびちび。私も下戸さん…おちょこにダー。一口でゴキュッ!!「もう1本買っとけばよかったなぁ。少なっ!」という事で、強制的に暖房が入り宿までポカポカでした。

    閉店し、列車を待つ準備。後輩くんが除菌ペーパーでテーブル代わりの場所を綺麗にしています。「来た時よりも美しくして(綺麗にして)、帰るのが旅人のマナーです。」素晴らしい心構えです。私も見習わなければいけません。皆さんも、マナーを守って旅を楽しくしましょう。

    始発列車がやって来ました。隣の松草駅で下車。車掌さん、今日の話題にしているだろうなぁ。あっという間に列車が去り、辺りは静けさを取り戻しました。

    駅はログハウス風の待合室で、そこから漏れる灯り以外はない。山の方を見ると国道106号線の改良工事が行われ、その工事事務所の明かりが見える。道路が良くなれば、さらに山田線の存在意義が…。

    駅を出てみました。集落があるのですが、その灯りは見えず。街燈も少なく漆黒の闇です。その闇から川のせせらぎの音だけが響いている。後輩くんも流石にこれはきつい様子。駅に戻り、立ち飲み屋「松草」で時間…お酒が無い。

    上り最終列車がやって来ました。やっと、灯りが溢れる街に戻る事が出来る。車内での後輩くんは安堵に溢れていました。で、感想を聞いてみるととても楽しかったとの事。でも、インパクト強すぎたかも。次回、あるのかなぁ。

     

    2日目 田沢湖線を旅する

    今日から単独。半袖で宿を出ると寒い。陽が出てくれば暖かいだろう。結果、終日肌寒かった。今日は釜石線の秘境駅と言われる上有住駅を訪問。始発の直通列車があり約2時間20分車内で温まりながら、車窓を楽しむ。

    上有住駅に降りるのは私一人だけ。まず、見えたのは構内に残る複数の線路。平成5年まで石灰石の貨物扱いがあり、狭隘な場所にびっしり線路があり賑わっていました。今は本線1本のみの寂しさ。加えて、駅周辺には人家は見られない。この駅が存在する理由が近くにある洞窟。所謂、観光駅として存在しており、同線を走るSL銀河号の停車駅にもなっています。実際は鉄道で来る人は少なく、車や観光バスで来る人が圧倒的に多いそうです。1時間とちょっと、寒さに震えながら物思いにふけっていました。

    盛岡駅まで再び戻ります。マワ車は時折、不思議な事に出くわす事があるのですが、今回もありました。帰りの車中、隣に80歳は超えているであろうお年寄りが座り、程なくして話しかけてきました。節々に方言があり、ちょっと困りましたが意外にもラグビーの話題。と言っても地元の開催場所とかですが。すると、私があまり幸せそうじゃない。と言うのです。聞いてみると、「本当の幸せとは、支え合う人がいて成し得るもの。一人だったり、片支えでは幸せとは言い難い。」といった感じの答えでした。支え合う人ねぇ…騙されるという警戒心が解けなきゃ無理だなぁ。

     

    盛岡駅に戻るとお昼。駅弁を見てみると珍しい焼きそば弁当がありました。しょっつるという秋田県の魚醤を使ったもの。とても美味しい。レンジでチンすると一層おいしくなりそうです。このお弁当を食べながら向かったのは田沢湖線の赤渕駅。普通列車でここから先は日に数本しかない。出来たその経緯からか、駅舎も無く寂しい駅。

    この駅で次の列車を待っても仕方ないので、雫石駅へ。と思ったのですが、一つ隣の春木場駅で降りました。雫石駅は新幹線も止まるので容易に来る事は出来ます。

    秘境度は全くありませんが、ススキをかき分けて走るE6系は何とも妙な組み合わせだ。

    春木場駅の出入口を工事しており、奇妙な旅人が来たものだ。という空気を察し、待合室ではなく、隅っこで1時間ちょっと日向ぼっこ。

    待望の大曲行の列車がやって来ました。暖かい車内に入り、車窓を楽しみます。E6系の小窓から見る風景と701系の大窓から見る風景はなんか違う。風景を楽しむなら普通列車が良いのかもしれませんね。先の都合から、角館駅から大曲駅までE6系でワープし、奥羽本線に乗換え。今日の宿がある横手駅に向かいました。

     

    北上線三兄弟に会いに行く

    朝6時過ぎに宿を出て、コンビニでちょっと多めに朝ごはんとお昼を買いました。最終日の今日は北上線を散策です。横手駅から秋田県側となる矢美津駅、相野々駅、平石駅、小松川駅、黒沢駅の5駅を訪問します。このうち、矢美津駅、平石駅、小松川駅は朝と夕方以降にしか列車が停車せず、さらに矢美津駅と平石駅は冬季は全列車通過となり、列車での訪問が出来なくなります。この訪問難易度の高い3駅を北上線三兄弟駅と勝手に命名しましょう。

    始発列車に乗ったのは私と別にもう一人。殆ど空気で発車しました。3駅のうち長男である小松川駅は昭和25年生まれ。二男の平石駅と三男の矢美津駅は昭和38年生まれ。いずれの駅も地元の方々に掃除され、小松川駅は花が植えられ、心が癒されます。平石駅と矢美津駅はほぼ同じつくりですが、矢美津駅はうっそうとした場所にあるためか、女郎蜘蛛など自然がいっぱいでした。

    訪問後、相野々駅で2時間待ち。駅舎が地元の方々の憩いの場となっており、快適な待合室があるのでうたた寝をして列車を待ちました。

    秋田県側の最後は黒沢駅。相野々駅から約10分で到着。ここから徒歩で約5km、県境を越えて隣のゆだ高原駅までハイキング。の予定でしたが、相野々駅で地元の方に話を聞くと、熊が出ても不思議ではない時期だから。との事。事情がわからないよそ者が問題を起こすのはよくありません。なので、黒沢駅で3時間ほど待つ事に。

     

    駅舎を撮影していると、昭和レーダーが強く反応。そして嗅覚も。あの臭いは…

    臭いのする方向を見ると、おトイレでございます。蛆殺しの薬品臭と汚物臭が混ざった臭気。まさしく、あのトイレ。旅の神様はサプライズを私にプレゼントしてくれました。鉄道のお勉強をするにあたっては、これも大事な事です。意を決して、突入!!

    と言っても、私が子供の頃、部落にあったトイレそのものです。アルミサッシ化など手は加えられていますが、スタイルは変わっていません。ちょっと懐かしかった。

    で、さらに調べてみると、どうやら開業当時からのものかもしれないようです。あるものを見て、もしやと思うのですが、誰か詳しい方はいるのかねぇ。

     

    その後、周辺を散歩するも人は見当たらず。待合室の窓を開けて、秋の風を取り込むと柔らかい日差しと良い感じ。1時間ほど熟睡しました。そうこうしていると時間となり、次の列車に乗り込みます。

    最後に岩手県側にある藤根駅を訪問。木造駅舎と思ったら、立派な駅舎に建て替えられていました。あらら…、まあよくある事。駅を撮影し、列車がないのでバスを使う事に。1本早いのに乗れるかなと時刻を見てみると、今日が休日だった事をすっかり勘違い。この1本前と思ったバスに乗らないと、帰りの新幹線に乗り遅れる所でした。駅舎が新しくなっていて助かりました。

     

    という事で、今回の旅はこんな感じでした。時間の使い方は色々ですが、何も無い場所で、何も無い時間を過ごす。人生という限られた時間の中で、無駄と言えば無駄かもしれませんが、ある意味とても贅沢な時間の使い方をしたと思います。雑踏の中で考えるよりも、自然の音だけ、人にも合わず過ごす事が出来る小さな駅。そこには大きな発見があるかもしれませんよ。

    | 鉄道 | 23:38 | comments(0) | - | - |